Aみやこ路を行く

2ヶ月に及んだ夏休み最後の長距離旅行は、京都、大阪、奈良のJR線を一周する旅になりました。

  久宝寺駅では、関西本線(大和路線)の201系各駅停車奈良行きに乗り換えた(下の写真は、終点奈良駅で撮影したもの)。こちらも車内が空いており、ゆったり座ることができた。途中から山間を走るようになったが、車窓を楽しんでいるうちに眠ってしまい、起きると間もなく終点に到着するところだった。

 考えてみれば、私が奈良県内に入ったのは初めてだ。しかし、今回は大都市近郊区間内の特例を利用して一周旅行をしている上に、同区間内で完結する乗車券は、距離に関係なく途中下車できないルールになっている。奈良観光は、また今度。

 というわけで、続いて奈良線の快速「みやこ路快速」に乗り換えた。車両は221系で車内は全車クロスシート。久々のクロスシートだ。電車は、やはりガラガラのまま、13:09に奈良駅を発車した。

 奈良駅の次の停車駅は、「平城山」。こう書いて「ならやま」と読むから面白い。ちなみに、「なら」という地名は、韓国語で国家を意味する「ナラ」から来ている……と、大学の講義で教授が話していた。本当だろうか。

 電車は、主要駅に停まりながら京都方面へ向かう。車窓には新興住宅街が並び、その向こうには青々とした田んぼと空が広がっていた。奈良線は、京都―稲荷間しか乗ったことがなかったので、今回の旅行では奈良線の素晴らしい車窓も発見できた。

 13:53、電車は京都駅の一つ手前、東福寺駅に到着した。ここで、花園駅で買った190円の乗車券を買い直した。ついでに駅舎も撮影。ただ、下の写真は、隣にある京阪電鉄側の出入り口で、JR駅を利用するためには、駅舎に入って左側にある階段を上る必要がある。

 乗車券を買い直して、次の京都行きに乗車した。車両は103系で、発車して間もなくすると、東海道本線と合流し、京都駅に到着した。これで、奈良線の全線制覇は完了した。

 まだ時刻は14時過ぎ。夕方から大学のクラス会があるのだが、それでも時間があるので、京都駅各ホームで1時間ほど撮影した。撮影していると、新幹線ホームには間もなく東海道区間から引退する500系も停まった。

 一通り撮影してから、山陰本線(嵯峨野山陰線)の電車に乗り、一旦帰宅。少し休憩してから市バスでクラス会に出かけた。大阪大都市近郊区間の近辺では、未制覇の路線が残っている。今度はどの路線を制覇しようか。未だ考え中である。(おわり)

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