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昔、キリン駅という駅があった。

 動物や、空想上の生き物の名前が、駅名に入っている駅は全国各地にある。例えば「肥前竜王」や「熊本」、「鶴舞」、「魚津」などである。しかし、「キリン駅」と、そのままの駅名はそうないだろう。

 このキリン駅は、今の京浜急行にあった駅で、1932年(昭和7年)開業時は「キリンビール前駅」だった。ここで「やはり!」と思った方も多くいるだろう。このすぐ近くには、今でもキリンビールの工場がある。

 「贅沢は敵だ」という戦時体制の下、1944年(昭和19年)に「キリンビール前駅」は「キリン駅」に改称された。「ビール」も贅沢な飲み物、とされたのだ。また、同じ東京急行電鉄内にあった「味の素前駅」「コロムビア前駅」もそれと前後して「味の素前」が同年10月に「鈴木町駅」に、「コロムビア前駅」は同年2月に「港町駅」と改称している。

 残念ながら「キリン駅」は戦局の悪化と共に、休止となり、東京急行電鉄が分割され、今の京浜急行電鉄が誕生した翌年の1949年(昭和24年)、正式に廃止となっている。今は「キリン駅」の痕跡は、付近の開発などで、ほとんど見ることができないという。

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