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奇跡の復活劇!――お帰りなさい、「なは・あかつき」――

2008年(平成20年)3月15日のダイヤ改正をもって廃止された寝台特急「なは・あかつき」。しかし、北九州市の「九州鉄道記念館」の主催で、同年4月27日に1日限りの復活運転を果たしました。

ピョー!乾いた汽笛が山々にこだました。2008年4月27日・日田彦山線今山―夜明間で撮影。

 再びお目にかかれるとは思わなかった。

 2008年(平成20年)3月15日のダイヤ改正で多くの人々に惜しまれつつ姿を消した寝台特急「なは・あかつき」が、同年4月27日に1日限りの復活運転を果たした。実際には北九州市の「九州鉄道記念館」主催の団体臨時列車という扱いだったが、132名の旅行定員には、約2000人の応募があったという。この復活運転については、西日本新聞や朝日新聞(西部本社版)などが事前に報じるなど、メディアの注目度も高かった(かくいう私も、新聞記事でこの復活運転を知った)。

 旅程は、九州鉄道記念館の最寄である門司港駅と久大本線豊後森駅を日田彦山線経由で日帰りで往復するというものだった。運用されたのは、DE10形1206号機と24系客車4両(門司港寄りからオハネフ25−211、オハネ25−130、オハネフ25−109、カニ24−17=電源車)で、ヘッドマークは掲出されていなかったが、テールマークは往路が「なは」、復路では「あかつき」を表示していた。なお、テールライトは点灯していたものの、赤い標識も取り付けられていた。列車は、8:32に始発駅の門司港を出発。小倉駅などに停車し、日田彦山線を下った。そして、日田彦山線と久大本線の合流地点である夜明駅付近を定刻より3分ほど遅れて11:35頃通過した。終点の豊後森駅には12:18頃に到着した模様だ。

 豊後森駅と言えば、近くに蒸気機関車が走っていた頃の扇形機関庫が残っていることで知られているが、この日、駅前やその周辺では、ブルートレインの復活に合わせ、地元の方々によるイベントが開催された。また、列車が豊後森駅に停車している間には、構内の留置線を開放して撮影会が開催された。撮影会では、機関車に「なは」「あかつき」などのヘッドマークが交代で取り付けられ、多くの鉄道ファンや家族連れで盛り上がった。面白いことに、東北地方を走る「あけぼの」やかつて九州の近郊列車に掲出されていた「タウンシャトル」のヘッドマークも掲出された。主催者側の粋なはからいに感謝しなければならない。

 撮影会は、13:50に終了した。そして、14:08に列車は豊後森駅を出発した。九州鉄道記念館公式サイトによれば、門司港駅には18:30に到着したようだ。なお、一連のイベントは、当日の夕方にニュースで放送されたという(豊後森駅や沿線の陸橋ではTBS系列のテレビ局が取材していた)。

 今回のイベントは、鉄道ファンや旅行ファンにも興味深いものだったが、豊後森駅前でのイベントのように、地域資源発掘の起爆剤にもなっていた。鉄道と地域をつなぐという意義は大きい。今後もこうしたイベントが行われることに期待したい。

奇跡の復活劇!――お帰りなさい、「なは・あかつき」――写真館

走り去る列車。2008年4月27日・日田彦山線今山―夜明間で撮影。

「あけぼの」のヘッドマークが取り付けられた列車。2008年4月27日・豊後森駅で撮影。

ヘッドマークの交換風景。2008年4月27日・豊後森駅で撮影。

最後は「タウンシャトル」。右奥は扇形機関庫。2008年4月27日・豊後森駅で撮影。

撮影会は、鉄道ファンや家族連れで大いに賑わった。2008年4月27日・豊後森駅で撮影。

機関車のそばでは、「なは」「あかつき」の単独ヘッドマークも展示された。2008年4月27日・豊後森駅で撮影。

特製の方向幕も掲示された。シール式だった。2008年4月27日・豊後森駅で撮影。

往復タイプの方向幕。2008年4月27日・豊後森駅で撮影。

「石原町経由」の方向幕。2008年4月27日・豊後森駅で撮影。

最後尾。「なは」のテールマークも表示された。2008年4月27日・豊後森駅で撮影。

ホームにはヘッドマークがずらりと並べられた。2008年4月27日・豊後森駅で撮影。

時間になり、撤収されるヘッドマーク。電源車の荷物室に運び込まれた。2008年4月27日・豊後森駅で撮影。

ホームに設置された記念の看板。2008年4月27日・豊後森駅で撮影。

さようなら、「さくら」。2008年4月27日・豊後森駅で撮影。

帰り道。2008年4月27日・久大本線豊後森―北山田間で撮影。

沿線住民も見送った。2008年4月27日・久大本線豊後森―北山田間で撮影。

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