東海道本線の正式名称は、東海道線。

 東海道本線といえば東京〜神戸を結ぶ、日本の大動脈である。この路線はよく「東海道本線」と呼ばれていて、時刻表にも「東海道本線」と書かれている。しかし、正式には「東海道線」の方が正しいのだ。

 日本の鉄道路線名の変更は、国土交通省大臣への申請をして許可を得る、「許認可制」となっている。東海道線は「東海道本線」ではなく「東海道線」で申請されている。さらに、国土交通省へ申請された全国のJR路線で、「本線」が付く路線は一つもない。申請・認可された路線と、JR各社の会社要覧の呼び名が違うのは、JR各社の方針の違いに原因がある。

 国鉄時代は、全国の路線を「日本国有鉄道」という、一つの公共事業体が運行・管理していたので、本線及びその支線は一つのグループとして管理されていた。しかし民営化されると「支線」をはじめ、それまでの東海道本線のように、「本線」自体がJR各社に分割され、一つのグループを形成するのが困難になってきた。そこで支線の整理が行われていたJR四国では、民営化直後、全路線のうち「本線」という名の付く路線から「本線」を取り外してしまった。さらにその数年後には、JR西日本とJR東日本の会社要覧からも「本線」という呼び名が消滅している。しかし、JR北海道、JR東海、JR九州の3社の会社要覧には、今でも「本線」という名前の路線が載っている。これは前者が「混乱を避けるための措置」としていて、後者は「国鉄時代からの慣習を踏襲する」「名称を変更する費用や手間がかかる」としており、そこが原因で呼び名に違いが生じている。時刻表も「国鉄時代からの慣習を踏襲する」ということで、「本線」表記となっている。(参考文献:「鉄道 駅と路線のなぞと不思議」梅原淳著・東京堂出版)

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