運転士の免許が無くても電気機関車が運転できる。
運転士になるには、国家資格が必要である。やはり乗客全員の命を預かる仕事だからだ。しかし、運転士の資格が無くても、本物の鉄道車両を運転できるといえば驚くだろうか。 実際に本物の鉄道車両が運転できるのは、「碓氷鉄道文化村」。ここまで書くと、ご存知の方も多いと思う。運転できるのは、かつて碓氷峠で189系などの電車の補機として、協調運転で碓氷峠を上り下りしていたEF63。運転できるのは満18歳以上で、学科実技実習として3万円が必要。さらに、運転するには5000円が必要となる。また、3万円払えば運転できる、というわけではなく、簡単な筆記試験で合格した後、晴れて「あなたも機関士!(文化村内だけ)」になるのである。もし落ちても、追試ができる。また、試験を受けた日に、都合が付かない場合は後日運転できるという。さらに、回数を重ねるごとに、運転する際の費用は割引される。一度体験してみてはいかがだろうか。ちなみに、
九州は福岡県の第三セクター「平成筑豊鉄道」でも、運転操作を学んだ後、実際に気動車を150メートルの区間に渡り、時速15キロで運転できる体験が2005年6月より毎月土曜日に行われている。場所は金田駅構内で、対象は中学生以上。料金は5000円(弁当込み)とのことである。1日かけて行い、予約制となっている。碓氷鉄道文化村に比べて、規模は小さいものの、値段は安いので、夏休みの思い出にいかがだろうか。