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A神奈川鉄道物語

これは、関東から九州、四国、中国を股にかけた壮大な物語である。

 各駅停車静岡行きは、JR東海所属の373系。早朝なので、車内には空席が目立った。373系は本来特急形車両なので、普通列車にしては座席のグレードが高い。

   好きな席を見つけて座った。丸の内の高層ビル群はまだ眠っていたが、空は確実に明るくなっていた。静かな東京駅も、あと3時間も経てば大ラッシュとなるに違いない。

   電車は、定刻の5:20に発車した。これから大船駅まで行き、京浜東北線に乗って根岸線を制覇する予定だ。曇りがちな朝の東京は、まだ8月なのにどこか涼しげに見えた。そう言えば、風が少し涼しくなったような気がする。

   神奈川県に入ると、乗客が増えてきた。とは言え、立席が出るほどでもなかった。6:04、大船着。一旦途中下車した。駅のそばでは、ホームレスらしき男と警察官2人が朝っぱらから何やらもめていた。その向かいにあるマクドナルドで朝食。朝マックのマフィンを頼んだが、甘いのと挟まれた肉はあまり合わないな、と正直に思った。食べ終えて出る時には、店員から「気を付けて行ってらっしゃいませ」と言われた。これもマニュアルかと思えば、何だか寂しい。

 京浜東北線ホームで、蒲田・東京方面行きの電車を待った。間もなくして、E233系がやってきた。乗客の数はそこまで多くなかったが、中には爆睡していた人も。始発なので余裕で座れた。数分後、電車は発車。爆睡した人もそのまま乗せて……。

 電車は根岸線に入った。京浜東北線の運行系統名に隠れて、あまり目立たない路線だが、時刻表にはしっかり記載されている。驚いたことに、時々森(?)の中を走った。横浜と言えば、大都会の印象だが、近くに豊かな自然が残っている。そのすぐそばを、京浜東北線が数分おきに走るというミスマッチ。なかなか面白い。

 横浜まで来ると、さすがにラッシュの時間が近づいて乗客が増えてきた。私は、その先の鶴見駅で下車した。実はこれから、鶴見線や南武支線にできるだけ乗る計画である。ただ、本数が少ないのとこの後も制覇予定区間があるので、おそらく全部は乗れないだろう。

 鶴見線ホームは、これから職場へ向かう通勤客でごった返していた。私は少しでも列の短いところにならんだが、それでもだいぶ後ろ。鶴見線の編成は3両だが、本当にそれで行けるのか?間もなく、205系が入ってきた。乗って来た乗客と入れ替わりで乗車。あっという間に満員となり、扇町駅に向けて発車した。ほとんどが沿線の工場に勤める人だと思うが、うーむ、編成を長くした方が良いような気がする。あ……でも、ホーム長の問題もあるし、昼間は乗客が少なそうだ。投資効果が見込めないから3両のままなのだろう。

 乗客たちは、浅野、安善、浜川崎で大量に下車し、終点の扇町駅まで乗ったひとはだいぶ少なかった。扇町駅は、Suicaの簡易読取機と小さな駅舎があるだけの無人駅。代わりにネコが何匹かいて、警備にあたっていた。

 駅の周りを一通り撮影して、次の電車に乗った。扇町駅から乗る人は私以外におらず、先頭車は浜川崎駅まで貸し切り状態になった。前方風景を見て分かったが、線路内は意外と整備されておらず、雑草が侵入していた。

 浜川崎駅で一旦下車。ここで、南武支線(浜川崎支線)に乗り換えた。このまま大川駅や海芝浦駅に向かっても良かったのだが、南武支線は滅多に乗ることはないと思ったので、この際に尻手駅まで制覇することにした。

 南武支線の浜川崎駅は、改札を出て道路を渡った反対側にあった。待っていたのは、205系の2両編成。しかもワンマン。人口密集地帯でこんなに短い電車と出合うとは思わなかった。工場地帯とは反対に向かうので、席には座れた。

 電車はわずか7分で終点の尻手駅に到着。尻手駅は、川崎発着の南武線電車が数分おきにやって来ており、こちらは多くの利用客で混雑していた。時刻は8:15。ラッシュの時間帯である。

 駅前のコンビニで飲み物を買い、ついでに駅舎を撮影。都会の駅にしては珍しく、昔の雰囲気が漂う駅舎だった。改札口もあまり広くなかった。

 再び南武支線に乗って浜川崎駅を目指す。こちらは工場地帯に向かうので、立席になった。浜川崎駅で、鶴見方面の205系に乗り換え。安善支線、海芝浦支線の制覇は、丁度良い電車がなかったので、次回のお楽しみということにした。鶴見駅では、横浜・大船方面の京浜東北線E233系に乗り換えた。これから横浜駅まで戻った後、西大井経由のルートを制覇する予定だ。

 横浜駅で、今度は総武快速線直通・千葉方面行きのE217系電車に乗り換えた。車内は混雑していたが、最後尾車両は比較的空いていたのでそれに乗った。電車は、途中から東海道線や京浜東北線と分かれて“単独行動”。新川崎駅、西大井駅と停まった後、品川駅に到着。そう言えば、この先は地下区間だ。なので、この区間も制覇すべく、東京駅まで乗りとおした。ちなみに、東京以遠は2002年(平成14年)8月に制覇済みなので、取り敢えず目標達成である。

 一旦改札口を出て地上へ。なぜかと言えば、東京駅の丸の内駅舎がどうなっているか確認したかったからである。地下道から出ると、目の前に灰色の建物が。建設用ネットに覆われた東京駅だと気付くのに少し時間がかかった。よく見れば、角ばった屋根はまだあるものの、リニューアルされた暁には、完成した1914年(大正3年)当時の丸っこい屋根に生まれ変わる。

 さて、次に乗ったのは、山手線外回りのE231系。電車は有楽町、新橋、浜松町と停車してゆく。infinity_fateとの待ち合わせは11:30。まだ時間はあるので、湘南新宿ラインが通る大崎―西大井間の制覇を行うことにした。

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