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F九州北上、そして山陽へ

これは、関東から九州、四国、中国を股にかけた壮大な物語である。

 さて、お腹が減ってきたので、近くのホテルにあるファミレス「ジョイフル」に入った。6時に開店したばかりで、店内では団体客向けの準備が進んでいた。私はねぎトロ丼、他の2人は朝食メニューを注文した。ちょうど飲み放題ドリンクバーの券もあったので、それも利用した。しばらくして料理が出てきた。それと同時に、ジャージ姿の団体客がぞろぞろと店内へ。周囲は一気に騒がしくなった。

 完食したところで会計を済ませ、別府駅へ。駅に着くとすぐにホームへ入場して電車を待った。やって来た電車は、別府8時発の各駅停車中津行き。815系だった。残念と言っては何だが、朝からロングシートだとさすがに疲れる。とは言え、乗っているとだんだんうとうとして、気が付けば柳ヶ浦駅まで来ていた。同駅では長く停まるので、イリミたちは近くのコンビニに行こうと一旦駅の外に出たが、コンビニらしいものはなかったらしく、がっかりして帰ってきた。

 電車は8:38に中津駅に到着した。この駅にはコンビニがあるので、早速途中下車して飲み物や車中のつまみを購入。ホームに戻ると、ちょうど小倉行きの813系が入線したところだった。

 小倉行きは8:49に中津駅を発車。しばらくすると、ポツリポツリと雨が降ってきた。今日はあまり良い景色が楽しめそうにないようだ。当初は、山陰の方に出て夏の日本海を眺めるという予定だったが、これでは期待できない。なので、急きょ予定を変更して、北九州市門司区の「九州鉄道記念館」へ行くことにした。

 小倉には9:55に到着。ここで、九州に来たからには、と、駅ホームのラーメンを食べた。2人とも大満足した様子だった。

 その後、門司港行きの各駅停車に乗り、10:30前に門司港駅に到着した。ここから歩いて徒歩5分ほどの場所に「九州鉄道記念館」がある。私はかれこれ4、5回ここに行ったが、だからこそ2人を案内することができた。入場ゲートできっぷを購入。その後、キハ07形や581系の車内など、保存車両の車内を巡った。

 保存車両を見終わると、早速館内へ。真っ先に向かったのは、811系のシミュレーター。夏休みにしては意外と人が少なく、すぐに順番が回ってきた。車掌の声マネが上手なイリミが、811系の車内で関西本線の車内放送を始めたことには笑ってしまった。シミュレーターを終えると2階へ。2階は展示品だが、イリミたちが気に行っていたのは、883系と885系の座席。確かに、どちらもJR九州の特急列車にしかないものだ。

 館内を一巡していると、あっという間に1時間が経過してしまった。私たちは九州鉄道記念館をあとにし、港の方へ向かった。途中に踏切があり、青いトロッコ列車が見えた。門司港レトロ観光列車「潮風号」だった。貨物線を転用し、2009年(平成21年)4月に開業した新しい路線だ。機関車は南阿蘇鉄道、トロッコは島原鉄道から譲り受け、現在の運行は平成筑豊鉄道、線路保有は北九州市が行うというユニークな鉄道でもある。

 港に出た。生憎の天気で、観光客はまばら。名物の「焼きカレー」を売るレストランも、あまり繁盛していなかった。

 関門海峡が望める岸壁でひとやすみ。海に突き出た桟橋では、男性が釣りをしていた。その向こうを、大型の貨物船が通り過ぎる。このわずか2カ月後、ちょうど下の写真の真ん中あたりで、海上自衛隊の艦船と、韓国の貨物船が衝突するとは夢にも思わなかった。

 門司港駅に戻ると、駅前では人力車がスタンバイしていた。大正時代の駅舎に人力車の組み合わせは、本当によく合うと思う。

 その後、一旦門司駅まで戻り、下関行きに乗り換えた。下関駅では、さらに新山口行きの105系に乗車。残念ながら、105系はロングシート。しかし、新山口まで1時間ちょっとなので、あまり苦になるものではないが……。

 新山口駅では、広島方面行きの115系に乗り換えた。こちらは席に座れた。しかも、海側の席!区間によっては、オーシャンビューが楽しめた(写真は柳井港駅付近にて)。

 さて、今晩は広島市内に宿泊予定だが、着くのが当初の予定より早くなりそうだったので、宮島観光を行うことにした。JR西日本のフェリーを使えば、青春18きっぷでも乗れる。これを使わない手はない。

 17:20頃、宮島口駅に到着。ここから5分ほど歩くと港に着いた。待っていると、遠くからフェリーがやってきて入港。人や車を大雑把に降ろした後、宮島へ向かう客が船内に入った。船内には室内外に座席があったが、そこはもはや乗客の物置になっており、大半の人は展望の良い場所に集まって写真を撮ったり、涼んだりしていた。遠くに厳島神社の赤い鳥居も見えた。

 船は狭い海峡をゆっくりと進み、宮島へ。厳島神社の沖で左に曲がり、そして到着した。この間わずか10分しかなかったが、いろいろな角度から赤い鳥居を見ることができて、面白かった。

 ターミナルを出て、しばらく歩くと、岸壁にシカがいた。人が近づいても逃げないとは……。人間になついているのか、それともナメているのか。それは分からない。中には、落ちていたガムテープを食べるシカもいた。  

 歩いてゆくと、土産物が集まる通りに出た。夕方ということもあり、人はまばらだった。途中には、でっかいしゃもじが横たわっていた。一体何のために……。

 通りを抜けると、目の前には厳島神社が!ここには観光客がたくさんいて、記念写真をバシャバシャ撮っていた。夕陽は雲の間に沈んでしまっていたが、ほんのりピンク色の空をバックに従えた鳥居は、とても幻想的だった。

 一方、本殿の方は入場時間が終わったらしく、桟橋(?)でいちゃついていた外国人カップルを、神主さんが帰るよう説得しているところだった。

 暗くなってきたので、フェリーターミナルへ戻る。途中、先ほどの通りで土産物を少し購入した。ターミナルでは、帰る観光客が乗船を待っていた。そして、乗船許可が下りると、我先にと船の中へ急ぐのだった。

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