Aあっという間に始まって、あっという間に終わります

新生活が始まって約1カ月。ゴールデンウィークに初めて帰省しました。

2009年(平成21年)5月3日(日)〜5日(火)

   帰省中は、祖父母宅に行ったり、自転車で市内を巡ったりした。わずか1カ月ほど佐賀を離れていただけなのに、建物があったはずの場所が駐車場になっているなど、ところどころ変化があった。また、しばらく佐賀ん街を見慣れていなかった上に、高校時代に使っていた自転車もしばらく乗っていなかったので、何となくよその街に見えた。実家の構造やトイレの使い方まで「あれ?こんな感じだったっけ??」と戸惑うこともあった。

 また、5月5日(火)には、佐賀市内で有田陶器市関連の臨時列車を撮影した。興味のある方は、是非下記の特集をご覧いただきたいと思う。   

「渋滞知らずの列車にお任せ―2009年有田陶器市臨時列車特集―」

2009年(平成21年)5月6日(水)

 5日間という休みも、あっという間に過ぎてしまった。帰りは、祖母からお餞別を頂いたので、新幹線で帰ることにした。ただ、「のぞみ」の指定席を取るのが遅かったので、予約できたのは広島→京都間になってしまった。また、今回は満タンになったナイスゴーイングカードを消化するために、鳥栖→小倉間で特急「有明」のグリーン車を使うことにした。そのため、佐賀→小倉間はナイスゴーイングカード利用の乗車券、小倉(北九州市内)→京都市内間は学割乗車券を利用した。

 5月6日は、9時前に自宅を出た。駅までは父が自家用車で送ってくれた。佐賀駅前のロータリーに降り立つと、駅の壁にツバメが巣を作っていた。彼らもこれから新しい生活を始めるのだろう。

 改札へ入る前に、南口のam/pmでグリーン車利用時に付いてくるドリンク券を引き換えた。120円分だが、それに別料金をプラスすればそれ以上の値段の飲み物も買えるようなので、レモン味の炭酸ジュースを購入した。しかし、この炭酸ジュースが、後でとんでもない惨事を招くことになる。

 9:34発の鳥栖行き電車を待っていると、7両編成の787系が2番乗り場に到着した。早岐行きの臨時特急「みどり93号」だった。その写真を撮っていると、ちょうど鳥栖行きも入線した。運用は意外なことに415系だった。以前は813系で運行されていたと記憶しているが、この春から運用が変更になったのだろう。電車は各駅に停まり、10:05に鳥栖駅に到着した。ちなみに、この415系FM507編成は、今年JR東日本から譲渡された編成の 1本である。

 約10分後、小倉行きの特急「有明10号」(4両編成)が入線した。私が787系のグリーン車を利用するのは初めてである(DXグリーン車は、3年近く前に乗車済み)。

 グリーン車は、最後尾車両の後ろ半分である。座席は3列シートで、私は1人掛け用の座席だった。早速座ってみるが、やはり気持ち良い。ただ、グリーン車は普段滅多に乗れないので、ちょっと落ち着かなかった。

 そして、早速先ほど買ったレモン味の炭酸ジュースを開けたところ……ぶしゅーっと。あんまり揺らしたわけではないのだが、容器からジュースが噴き出した。電車の揺れが原因なのか。過去に電車の揺れ程度で炭酸ジュースが暴発したことはないんだけどなぁ……。服が多少濡れてしまったものの、すぐにタオルで拭いたので何とかなった。ラベルを見ると、製造国はなぜかアメリカで、通常よりも炭酸を強くしていたらしい。だからなのか……。そう言えば、787系のDXグリーン車を利用した時は、かぼすジュースをこぼした。もしかすると、787系のグリーン車両に呪われているのかもしれない。

 外は絶好の旅行日和で、空が青く澄んでいた。その真下を、「有明」は小倉へ向かって走る走る。新幹線も良いけれど、やはり景色を楽しむのは在来線が一番である。

 11:29、1時間15分の乗車で終点の小倉駅に到着した。ここで新幹線に乗り換え。ただ、小倉→広島間は指定席が取れなかった上に、指定席が取れた広島→京都間は、広島発の「のぞみ」なので、途中で乗り換えなければならない。11:46、東京行きの「のぞみ26号」(N700系)は定刻に小倉駅へ入線した。ただ、発車は在来線の接続を待ったため、数分遅れた。

 ここから広島駅までの約50分間は、デッキで過ごすことになるわけだが、N700系のデッキはかなり広く造られているため、全然狭く感じない。京都駅まで立ちっぱなしというのは、さすがに辛いが、広島駅までなら何とか頑張れそうだ。列車は遅れを取り戻すべく、ぐんぐん加速して山陽路を駆け抜けた。

 「のぞみ26号」は、途中新山口駅のみに停車して広島駅に到着。ここで反対側のホームに停車中の「のぞみ126号」に乗り換えた。こちらもN700系で、座席は3列シートの通路側だった。窓際と中央列には、老夫婦が座っていて、ご主人の方は既にビールの缶を開けていた。多少酔っても旅ができるのは、自動車よりもはるかに楽しみが多いに違いない。「のぞみ126号」は、定刻の12:44に広島駅を発車した。

 列車は途中、広島、岡山、姫路、新神戸、新大阪と停まり、あっという間に山陽新幹線区間は終了。京都駅には14:31に到着した。ホームには、これから名古屋・東京方面に帰るものと思しき利用客が列を作って待っていた。列車は、乗降が終わると、すぐに発車し、やがて見えなくなった。  

     ここからJRを使って自宅まで帰っても良いのだが、最寄りの駅よりバス停の方が自宅に近いので、市バスを使うことにした。京都駅前の乗り場で待っていると、間もなく自宅方面に向かうバスが入ってきた。

   自宅に到着したのは、15:30に近かった。最速で京都まで戻った場合に比べ、2倍近い時間がかかってしまったが、それなりに楽しめた。次に帰省するのは、おそらく夏休み。お盆前後に高校の同窓会が計画されているとも聞く。どのような帰省になるのか。その前に、7月末の前期試験を乗り越えなければどうにもならないのだが。(おわり)

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