G動物社会は今・・・・・・

管理人にとって初めての海外。行き先は、南半球のオーストラリア。

   バスの前に立っていた担任の先生に到着の報告をし、車内へ。しかし、まだ時間があったので、外に出て時間を潰すことにした。公民館の庭には、樹齢何百年もありそうな立派な木が立っていた。

 集合完了時間は8:45だったが、いくつかの班の到着が遅れ、バスが発車できずにいた。集合の完了したクラスのバスが、先に追い越して行くのを見ながら、集合時間の連絡がちゃんと行っていたのだろうか、と少し心配して待った。ようやく全員揃い、15分遅れて9時に公民館を出発した。出発してしばらく行くと、左手に昨日3回も行ったOfficeWorksが見えた。ホストファミリーの作った記事が無事に完成しますように。

 沿道には、ケンタッキーフライドチキンや三菱、マツダ、ヤマハといった日本企業の自動車販売店があった。また、シティレールともたびたび交差した。

 バスは高速道路を通り、約1時間ほどで今日最初の目的地である「フェザーデール・ワイルドパーク」に到着した。ガイドさんによれば、この動物園は野鳥園が発祥で、コアラやカンガルーにも触ることができるという。

 他のクラスよりも公民館を遅く出たが、到着時間はあまり変わらなかった。バスからカメラと財布だけを持って降り、名鉄観光の添乗員さんから動物園の入場券をもらって、園内へ。入り口のすぐ近くには、カンガルー(その仲間のワラビー?)やずんぐりした体が特徴のウォンバットがいた。ウォンバットは、お食事中だったが、どう見てもメタボである。そろそろ食事制限をした方が良いのかもしれない。

   さらに進むと、ハトやニワトリ、そしてコアラがいた。ガイドさんによれば、コアラは1日の4分の3を寝て過ごすそうで、起きている時間は専ら食事なのだという。羨ましい・・・・・・。だが、その体型からは、哀しい日本のサラリーマンに通じるものが感じ取れた。どこかをぼーっと眺めているコアラ氏もいた。「ちくしょう、何でオレが悪いんだよ!」と言っているようにも見えた。家族不和、仲間とのいさかい、左遷。コアラの社会も、案外大変なのかもしれない。

   一方で、食事で忙しいコアラ氏もいた。こちらは、日常生活を満喫しているようだった。

   こちらは、お休み中。しかし、何となく不満げな顔だった。

 カンガルーも似たような状況だった。こちらのカンガルー氏は、「疲れてんだよ」とふてくされている(と思われる)。今日は日曜日。仕事の疲れがたまっているのだろうか。

 悩みもなく、元気そうなカンガルーもいた。遊びほうけているのを見ると、どうやら大学生らしい。

 体操をしている(ように見える)カンガルーもいた。顔の表情を見ると、お年を召した方らしい。ラジオ体操がお似合いですよ。

 その近くにガラス張りの建物があった。何かな、と思って近づくと、長い長いヘビが・・・・・・。私は、ヘビが大の苦手である。だが、興味本位で1枚撮った。

 エミュー氏は、朝からお出かけ。「おはようございます」。

   ゴアナは、舌をペロペロさせながら岩の上を這いずり回っていた。

   ペンギンたちは、ちょうど食事の時間だった。我先にとエサをもらおうと駆け寄っていた。人間と同じだ。

   コウモリもいた。夜勤お疲れ様。

   同じ飛ぶ者でも、小鳥やハトは元気だった。

 

   こちらのオウム氏は、カゴの外の葉を食いちぎっていた。葉は、あちこち食われてギザギザになっていた。

    今時の若者・ハリモグラは岩陰に隠れて何やらやっていた。見るからにツンツンしてそうだ。

 おそらく、この動物園で一番きれいと思われる鳥はこちら。だが、片足で寝ていた。私の家で飼っている文鳥も、たまに片足のまま寝ている。不思議だ。

   いろいろ見ていたので、早くも45分が経過してしまった。あと20分ほどで集合時間となる。最後のところにあるお土産売り場で、キーホルダータイプの人形(ペリカンとフクロウ)、それにコアラのネックレス(?)を購入し、バスへ戻った。

 ただ、やはり気になる。ここの動物たちの生活は人間とあまりにも似ている。いや、逆に人間が動物化しているのだろうか。謎だ。

 全員揃ったところで、バスはクラス順に発車した。この後は、班別研修のためにシドニー市中心部へと向かう。遠くに中心部のビル群が見えてきた。時刻は、既に11:45を回っていた。

   バスは、ハーバーブリッジから少し離れたところを跨ぐ別のつり橋を渡って中心部に入った。

   一般道に降ると、バスは解散場所のサーキュラーキーに直行せず、一旦中心部を一周した。ガイドさんが、沿道の建物を案内してくれた。デパートと思しき建物のショーウィンドウでは、日本特集が行われており、和傘が展示されていた。ルイ・ヴィトンなど、ファッション関連の店も多かった。ちょうどお昼時だったので、オフィスから出てきた会社員たちが、レストランや喫茶店の方へ歩いていた。シドニーはサンドイッチ屋が多いので、そこを利用する人も多いという。ガイドさんは「サンドイッチの具は、自分で選んで店員の方に入れてもらいます。店の人と英語を話すチャンスですので、この後の班別行動でチャレンジしてみてはいかがでしょうか」と言っていた。

 サーキュラーキーに到着した。ガイドさんによれば、今日はシドニーにとって歴史的な1日になるという。というのも、初航海の豪華客船「クィーン・ヴィクトリア号」と、今回の航海で退役する同じく豪華客船の「クィーン・エリザベス2世号」が、今日の夕方、シドニー湾内で顔を合わせるという。言わば、二大女王のご対面というところか。既にクィーン・ヴィクトリア号は入港していて、大勢の人が集まっていた。  バスを降りて、一旦ある店の中に集合したが、急遽変更になったらしく、サーキュラーキー港のそばの緑地帯に集まることになった。班別研修後の集合場所はここであること、集合完了時刻は18:00であることを確認し、免税店を利用できるカードを受け取って解散となった。今回、私と同じ班になったのは、ホームステイ時のF君、それに同じクラスのY君、T君である。サーキュラーキーを出発する前に、クィーン・ヴィクトリア号を撮影した。

Hシドニーの街角から

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