F滋賀県内JR全線制覇完了!

春と言えば鉄道旅行。そこで、今回は、広島や京都など“四都”を走る鉄道を旅しました。

 ところが、入線した敦賀行き車内も大混雑していて、列の後ろに並んでいた私は、もう「押し乗る」と表現した方が良いくらいの状態で何とか乗れた。すると、満員電車のどこかで、「あんた、何してはるの!」「お前がちゃんとせぇ!どアホ!!」と夫婦げんかが始まった。私は、何事かと思ってきょろきょろしていたが、周りの乗客は「車内で夫婦喧嘩とはアホやなぁ」などと慣れた様子で苦笑していた。大阪の電車では、このようなことが日常茶飯事に起こるのだろうか。

 発車を待っていると、ホームにいた男性が「この電車は敦賀行きですか?」と車内の乗客に尋ねてきた。すると、私のすぐそばにいた男性が、「そうですよ」と答えた瞬間、ドアチャイムが鳴ってドアが閉まってしまった。尋ねた男性は、「アッ!?」という顔をしていたが、そのときにはもう発車していた。車内は笑いの渦に包まれ、「あの男の人、何がしたかったんやろうなぁ」と見知らぬ人に話しかける乗客もいた。

 途中で大きな川を渡った。川には、「干潟再生実験場」という看板が立てられていて、若い女性の乗客が、「ほら、見て見て!潮干狩りやて!」とそばにいた連れの人に話していたが、連れの中にいた一人が、「お前アホちゃうか。潮干狩りやのぉて、“干潟”て書いてあるだけやんか。漢字も読めんのか」とすかさずツッコミを入れていた。

 とまぁ乗車してからわずか10分間の間に“喜劇”が三連発したのであるが、ユーモア都市・大阪の電車らしくて、ある意味で楽しめた。

 しかし、相変わらずぎゅうぎゅう詰めの状態は続き、湖西線に入ってもそのままだった。今回、湖西線に乗ったのは、滋賀県のJR線の全線制覇を完了するためだった。東海道本線、北陸本線、草津線、東海道新幹線には乗車済みなので、残るは湖西線だけなのである。しばらく行くと、右手に琵琶湖が見えてきた。あいにくの曇り空で、向こう岸は見えなかった。

 そろそろ乗客の数が減ってきてよさそうなものだが、堅田駅を過ぎてもまったく減る様子はなく、近江今津駅ではさらに人が乗ってきた。ローカル線に慣れている私にとって、この満員状態は久しぶりである。

 その近江今津駅では、後ろの編成を切り離した。

 近江塩津駅で北陸本線と合流した。この時点で、湖西線制覇完了、つまり、滋賀県内JR全線制覇完了である。峠を越えて、終点の敦賀駅には定刻より30分遅れて10:20に到着した。

 しかし、車掌さんに尋ねたところ、折り返し電車は定刻の10:23に発車するという。敦賀駅での途中下車は諦めることにし、そのまま今まで乗ってきた223系に再び乗った。列車種別は「新快速」で、行き先は姫路である。

 先頭車の補助席が空いていたので、そこに座った。駅を発車してすぐの場所には、車両基地があり、419系や475系が休んでいた。

 新疋田のループを通過しているとき、少し離れたところを通る下り線を681系「サンダーバード」が走り過ぎるのを見た。同じ路線でありながら、上下線の間隔が開きすぎると、何だか不思議な感じである。しかしながら、補助席に座っているだけではつまらないので、前方風景を楽しむことにした。

 近江今津駅では、先ほどとは逆に223系を増結した。

 近江今津駅では、数分間停車するということなので、駅舎の撮影のために途中下車した。近江今津駅は、高架下に駅舎を持つタイプの駅だった。

 前の編成が空いていたので、もちろんそちらに乗った。

 新快速姫路行きは、定刻に近江今津駅を発車した。途中の北小松駅を発車してすぐ、乗客たちが騒ぎ始めた。多くは、車両の外を指差しながら見ている。何と、サルが民家の屋根にいたのである。とても飼われている様子ではなく、野生のようだった。

 電車は、琵琶湖のそばを走りぬけ、

 11:58に京都駅に到着した。

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