G京都、きょうと、キョウト、Kyotoその1

春と言えば鉄道旅行。そこで、今回は、広島や京都など“四都”を走る鉄道を旅しました。

 京都駅では、12:14着の寝台特急「トワイライトエクスプレス」を撮影することにしている。その間、奈良線の103系や283系「オーシャンアロー」を撮影した。

 12:14、寝台特急「トワイライトエクスプレス」が入線した。ホームには、何人かのファンがいて、写真撮影を開始していた。12:16、列車は京都駅を発車した。

 さて、せっかく京都まで来たのだ。何も観光をしないわけにはいかない。そこで、以前から行ってみようと思っていた清水寺に行くことにしている。京都駅からは、市営バスで行けるのだが、せっかくなので往路は地下鉄と京阪電鉄を使って行くことにしている。一旦途中下車し、京都市営地下鉄京都駅へ向かった。券売機で三条京阪駅までのきっぷ(250円)を買い、改札に入って、烏丸線国際会館行きの10系電車に乗った。そして、東西線に乗り換えるために烏丸御池駅で電車を降りた。

 しかし、電車の撮影をし損ねたので、しばらく待つことにした。ところが、次にやって来たのは、相互乗り入れを行っている近鉄の車両だった。もう1本待って、ようやく京都市交通局の10系電車がやって来た。10系電車には、「京 春らんまん」というヘッドマークが掲げられていた。

 今度は東西線に乗り換え、三条京阪駅で下車した。

 駅名にあるように、この駅では、京阪電鉄に接続している。清水寺の最寄りである五条駅までのきっぷ(150円)を買い、改札に入った。ホームは地下にあり、既に天満橋行きの普通電車が発車を待っていた。

 天満橋行きは、特急の発車を待って三条駅を発車した。下車駅の五条駅も地下ホームで、地上に出ると目の前に義経と弁慶で有名な五条大橋があった(実際に義経と弁慶が戦った時の橋は、少し離れた場所にあったらしい)。

 国道1号線の「五条坂」を上って行く。道路には、大型バスが連なり、渋滞を起こしていた。しかし、道路から一歩入ると、そこは京都らしい古い家が並ぶ閑静な住宅街だった。

 ようやく清水寺の入り口まで来た。入り口付近は、道幅が狭く、観光バスやらマイカーやらで大混雑していた。その隙間を観光客がすり抜けてゆく。よくこれで事故が起こらないものだと思うが、本来ならば、こうしたところは自動車の乗り入れを禁止すべきである。旅行会社も、親切やサービス、利便性のために、観光バスを清水寺のすぐそばのところまで着けようと思っているのかもしれないが、そんなものは観光ではないと思う。観光には、街を歩いて楽しむことも含まれる。特に京都の様な観光地があちこちにあるところこそ、そうした歩いて楽しむ観光を実施すべきだと思う。

 途中から「茶わん通り」に入った。この通りは観光客がたくさん歩いており、歩行者天国かと思ったが、この先に駐車場があるらしい。通りには、土産店や旅館やいくつも並んでおり、道端では舞妓さんが観光客と記念撮影をしていた。5分ほど歩くと、だんだん清水寺の建物が見えてきた。

 清水寺の門の周りでは、いろいろな言語が飛び交っていた。寺社関係の名所は、若者に敬遠されがちなイメージがあったが、清水寺では幅広い年齢層の人が訪れていた。早速、奥へと進んだ。

 清水寺の桜は、まだ五分咲きといったところだった。桜の木の間からは京都市街が望めた。“古都”と呼ばれる割には、結構近代的なビルも多かった。

 どこでお金を払うのか分からなかったので、人の行くままに歩いた。

 ようやく入場門が見つかった。そこで300円を払い、しおり型の入場券と引き換えられた。入場してすぐの場所に本殿があった。やはりここが清水寺のメインらしく、多くの人々が下を見て歓声を上げていた。

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