2008夏・全国高等学校総合文化祭群馬大会の旅
夏へ向かう。2008年8月7日・群馬県みなかみ町で撮影。
プロローグ
2007年(平成19年)、佐賀県で全国高校総体(インターハイ)が開かれた。私事だが、全国放映された開会式のダンスやテニス競技の撮影班に参加するなど、良くも悪くも、取り敢えず思い出として残っている。 インターハイは、多くの高校で運動部が多いためか、テレビや新聞でも大々的に取り上げられ、優秀な活躍をした選手が地元に帰ると、英雄として迎えられる。だが、皆さんは「もう一つのインターハイ」をご存知だろうか。 「全国高等学校総合文化祭」。別名“文化部のインターハイ”。文化部と言えば、@運動部のように陽が当たらない、陰でこそこそやっているような部活、A予算が運動部に比べて少ない、B何か色白、C(運動部の生徒から見て)世界や考え方が違う、D自分の学校には文化部がない!(???)――――といった、どちらかと言えば決して良くないイメージで見られることが多いように思う(私の主観だが)。しかし、美術や写真、書道から伝統芸能まで、全国の文化部に所属する生徒が、年に一度だけ一つの都道府県に大集合する全国大会がある。それが、全国高等学校総合文化祭なのである。私は、佐賀県代表として、写真部門に参加した。2008年(平成20年)の開催地は、北関東、谷川岳をバックに従えた群馬県――――。本編